ヴァンガード
NO.0021「ヴァンくん」
アンティーク☆☆☆☆☆(ありふれた標準スタッツ)
俄然強め度数★★★★☆(標準崩壊しない限りは。)
再利用評価!★★★★★(今も普通に使われる。)
📚「ヴァンガード」を語る…
コスト1で1/2という標準スタッツにして兵士ゆえに古き良きバース時代の象徴「指揮官・兵士の絡み合う「エレガンスロイヤル」の超基本形で多くのユーザーたちが利用していました。また速撃速攻ターン1の要、主戦力として大活躍するそのサマは多くのユーザーの心をワシ掴んだのでした。
相手の繰り出す1/1に対してとにかく強いというリード感が先手であれ後手であれ有能で、それは別にヴァンくんだけに限ったことではないけれど、指揮官の援護によってターン2で2/2に強化されるという部分についても、相手の1/2すら討ち取れる「序盤の場の掌握」に長けた優秀な一枚なのです。
今でこそ?
エルフ同様に小モノまき散らかして数+疾風で攻める速撃速攻が主流となっていますが、本来ロイヤルであるべき姿はこの「ヴァンガード」を主軸として展開される指揮官・兵士のエレガンスな攻防強化及び数攻めなのです。
「正統且つ王道のムーブ」なんて当時は言われもしていましたね…懐かしい。。。
モーニング娘。の「プラチナ期」みたいな感覚で後の評価的に「エレガンスロイヤル」と呼ばれてその活躍ぶりの再評価と崇拝主義的殿堂入りを果たしたデッキ構成でもあります、エレガンスロイヤル。
もちろん現状、疾風多多用して小モノ数攻めは強い。12弾ロボット兵の数攻めも追加されたことでますますその傾向は強くなっていく。
しかし…、指揮官・兵士の絡みこそ「これこそがロイヤルだ!」という古参やマニアたちはエレガンスロイヤルを一途に愛して戦い続けることでしょう。
取扱説明書みたいな ✍
「王道のムーブ」を体感せよ!
ターン1で繰り出して234とヴァンガードを強化し場に指揮官を展開していく戦術。
言うまでも無く先手において強力な陣組でなおかつ、後手でも場の取返しという点でヴァンくんのターン2で2/2となり相手1/1もしくは1/2を討ち取る流れは良し。
後手でいまだと「先陣」(昔は「フローラ!」)で兵士の数を維持してさらにさらに攻めの手を休めない。これでもか!これでもか!という怒涛の数攻め、これがロイヤルの特徴でありエルフの妖精さんまき散らかしと違う点は、指揮官の攻防強化などが加わって、ターン56「アサルト」「セージ」「アドミラル」もしくは「提督」の進化二段攻撃なんかも楽し気、乙姫親衛隊のさらなる展開は相手の心を折る。そうやってそうやって最後のダメ押しのターン8で「ヴァルフリート卿」今だと「スカイフォート」「炎獅子」なんかでも良いだろう。
この数攻めは攻めにおいても優秀なのはもちろんのこと、1/2や2/3の主に兵士たちは、相手の場の処理にも活躍できるので、ネメシスの人形みたいなふざけたやり方ではなくちゃんとした場に陣取るフォロワーで対処して対処して、相手の場にはフォロワーが残らないしかしこちらには数攻めの陣組を維持しているというやり方が、ロイヤルならではで魅力的なんだよ。ここがそもそも「ロイヤルクラス」を使うことの楽しさ、面白のツボだった。
今も数攻め・攻防強化は健在で、ロボット系ですら例えば「ヴァンガードプリンセス」や「セージ」「ヴァルフリート卿」なんかは、「場にいるフォロワー」という点で「ロイヤルフォロワー」「兵士フォロワー」と特定していないんだよね。つまり、ロボットだろうとニュートラルだろうと、きちんと攻防強化してくれる指揮官がそこそこ多くいるのでロイヤル兵士を逸脱してもなお、新カードと絡み合える新型のエレガンスロイヤルは成立する。(作り手もバカじゃないからそうなる様にちゃんと作っているだろう。)
「伝説の幕開け」恒例だが相性抜群!
これはもう全ての1/2カードに言えることですが…ヴァンガード1/2からの伝説の幕開けは驚異的に相手にプレッシャーを与える。3でヘヴィナイトの1/2展開も楽し気、速撃というよりは中盤~後半、一気に強打をたたき込みたいときやコスト5アミュレット使用の際の序盤の場の制圧に関して活躍してくれる。
ブレイダー(1/1)なんかでも伝説の幕開けは意味はあるが、相手の2/2に対して相打ちとなって、弱いんだよね。それよりも1/2ヴァンくんが1/3と化して相手の2/2を討ち取り必殺残して生存する強みは相手からしたらこれ以上嫌な展開も無いだろう。
「威光」「レイサム」で疾風付与!
いまでこそレイサムが凡庸と化して面白くもなんともない動きと化してしまいましたが…
かつては「威光」を利用して「1撃疾風・威光ロイヤル」なんてデッキもそこそこ流行ったものです。
いまだと「」なんて全体ダメ―シ2の攻撃スペルも持っているし、旋風刃はもちろんのこと、全体処理能力にも長けていることを考えると「威光系」もまだまだ使えるでしょう。
威光のポイントはもちろん、指揮官で攻防強化する魅力で、(ターン10超えが当たり前だった当時の話になりますが…)1系を出しつつセージやヴァルフリート卿の強化で「ここで仕掛ける!」と言わんばかりの策略で一気に攻め込んでみたり、「ハンセン・ミュラー・カールハインツ」の兵士強化を利用して守ってみたりとなかなか面白いデッキつくりを成してくれたものです。
「運命の泉」育成の起点だった…
今は泉育成は潜伏構成ですらビミョ~なのでましてノーマル兵士利用の数攻めではなおビミョ~~~なことでしょう…。
ワンチャンあるとすれば1/2ヴァンくん、2で泉、3で1/2ヘヴィ、よりかは、3/3荒くれ海賊やウォードッグ、12弾新カードの「ハーゲルベルク」あるいは2/3守護で4で展開系、4枠を常に埋めつつの数攻めプラス泉育成は、上手く流れるとまだまだ使えるんじゃなかろうか?と思えるくらい強いだろう。
相手の一歩先を行く「ちょい高めのスタッパリー」で場を完全掌握して攻め込むスタイル。
ただどうしても今だと「デフォ値破壊」が起こってきているので、(まさにロイヤルのコスト3「荒くれ海賊」「ウォードッグ」のようにコスト3で3/3が常套化してきている。コスト4で4/4やコスト5で5/5、6/6なんかのデフォ値破壊もそう遠くはない展開だろう。)これによってたかだか自分のターン開始時に1体をランダムに+1/1する泉育成は、そこまで活躍しない、むしろ現状でももう既に使えないかもしれない。
ウィッチなんかの攻撃スペルも火力高騰しているからね~。
【産廃】旧レイジングジェネラルのターン4登場に貢献
いまはもう、レイジンガーそのものの仕様が変わったため意味は無いですが。
かつてはターン4でコスト8の6/6指揮官「レイジングジェネラル」登場に一役買っていたのが、ターン1で登場し場に残り続けて粘りやすい「ヴァンガード」でした。
数攻めももちろんですが指揮官で強化して相手の場の処理を優先することで場の展開をしていき、4でレイジンガーの登場は圧巻でした。
今はもう不可能です。。。
📄Memo
いまだとレイサムの疾風化や必殺突進付与スペルなんかもあって、中盤以降出て来てもまるで役に立たないということも少なくなっています。他のクラスであれば中盤以降は「今さら使えねぇぇぇ。。。」になりがちな(エンハンスの無い)コスト1系フォロワーカードとは違って、ロイヤルはまだまだ使っていける余地がふんだんにある点を考えると、速撃・序盤の積み、のみならず、以降も活躍可能な領域内にいる1/2兵士のヴァンくんは攻守ともに心強い存在と言えるでしょう。
※ウィッチなどの「手札戻し」をもろに受けるので強化値リセットが怖い。
ヴァンガードを使いこなすデッキ紹介~
序盤から優位に立ちゆるやかに組み立てていき中盤から後半で一気にリードを取りレイサムやスカイフォートで押し込む。中盤戦の場でのたたき合いでは負けない強靭な陣形作りが可能。速撃タイプではないので急いで攻め込む必要がないし合わせて相手の速撃に対しても対処できる。
一掃全壊に対して弱いがそれは何にだって言えること。ただその「なんにだって」と違う点は、「乙姫親衛隊」で再展開可能な秘策ムーヴを持っている点。
「オクトリス」はあるに越したことは無いオクトリスがデッキにあるという安心感と心強さは使った者なら誰しも実感できる究極の一品ではあるものの、使えない相手(クラス・デッキ)であるときはホント不要で役に立たない。この枠に「アイテール(確定カード引き)」や「シャーロッテ(魔法ガード付与の守護者)」なんかも入る余地がある。
「プリンセスヴァンガード」を用いているので「レイピア」にかえてニュートラルの「1/2ゴブリン」でも良し。これは手札配布確率操作によって初手配布で加わりやすい配慮(乱数調整)がなされているため、序盤の展開力という点においてはレイピアよりも1/2ゴブリンの方が強い。
ただレイピアは、レイサム登場後の疾風攻撃、とどめの一撃としての活躍が期待されているので難しいところ…。
指揮官・兵士の絡み合う「エレガンスロイヤル」
ゴールド・レジェンドがどうしても多くなってしまうが「エレガンス」ゆえに仕方がない。
ガヂ系なので勝率は良し。メタる斬り要素が入る余地がないのが弱点でもあるが「攻めのデッキ」なのでロイヤル恒例の攻めて攻めて勝ち切るスタイルを貫こう。
カード引きが「アイテール」一択なので、いまだと速撃がだいぶ減って(皆無に近いレベルでいなくなった)傾向と対策によって「ベア」を外して「ルー」や「メイド」を入れてみるのがベストだろう。
また守護外しについてはコスト7「ジェノア」も同様に、6の「セージ」にかえてみるアイディアは常にある。
「スカイフォート」or「ヴァルフリート卿」or「炎獅子」、あるいは思い切って「ギルニー」という一手も大きいが…「エレガンスロイヤル」のテーマからは逸脱してしまう。
ヴァンガードの活躍場面動画集~~~!
ロイヤルしてるなぁ~…って感じの。古き良きバース時代のロイヤルが好きな方にはたまらないでしょう?
この戦いで凄く面白いのは、相手ターン4でしっかりと「ペルセウス」を処理したんだけど、(つまりちゃんとペルセウスの脅威を理解している)しかしターン7では、ヘヴィナイトの方を処理したんだよね。これが意味するのは、ターン6での私のフェンサーの「指揮官援護」をみて、兵士を残すことが危険と悟ったんだよね。…か~ら~の~…最後はケンタくん疾風プラス「ペルセウス」の進化増強でとどめ!
兵士と指揮官が絡み合う、どっちがどっちとか関係ない変幻自在な攻め方、これがエレガンスロイヤルの脅威ということなのです。
もちろん地味ながらにヴァンくんもしっかり活躍しています。。
ターン12の流れ、相手の1/2ペルセウス処理は後続のケンタくん疾風封じにもなり、私ターン3で蛇剣がこなかったとしても、ヴァンくん当てて倒せばよい。1/2ヴァンくんで2体処理する活躍は序盤の場の掌握という点で非常に良しでしょう。
「首飾り」の付け方は結果的に、ミスしたのは私のダメさ加減。。
総評(ヴァンガード)
なにかこう極端に大活躍して貢献して勝つ、勝てるというそういう存在ではない。
たしかに昔は?
1で出て、指揮官で攻防強化して最後まで生き残ってとどめさして勝っちゃう、みたいなことも稀にあったが…。
そーゆーことよりも主に序盤の場の掌握、相手の場の処理、展開力で中盤に繋ぐ貢献、この点で活躍してくれるヴァンガード(英訳で「先陣、先払い兵」)の役目を成す良カード。
指揮官「ペルセウス」との競合が有れど今もなお利用者は多い。
これが意味するところは、普通にぜんぜん余裕で使える!…ということなのです!