ブレイブフェアリー
NO.0002「ブレイクリーちゃん」
アンティーク★★★★★(完全皆無。過去何万戦とやってきて出会った回数1、2回。)
俄然強め度数★☆☆☆☆(守護という強みに賭けて!)
再利用評価!★☆☆☆☆(守護という強みに賭けて!)
📚「ブレイブフェアリー」を語る…
使用者は完全皆無の超スーパーアンティークカード。
ホントに初期バース時代の速撃ロイヤル「ブレイダー」の封じとしては意味があった。
しかし虚しいかな、各クラス多くのデフォ的コスト1帯が1/2であるのに対して「ブレイクリーちゃん」は1/1のため、序盤の守護としてもたいしたディフェンスは期待できず。
そうなったとき本当の活躍場面は「2プレイシステム」として繰り出された時の大型のお供としての守護者だ!
シャドウバースはとにかく「場出し攻撃」「攻撃スペル」など場のフォロワーに対する間接的な攻撃手段があまりにも多すぎるため、守護が意味をなさないことが多々ある。それに加えて1/1なんて低能力ではそもそもが守護として機能しないに近いレベルで使い様がない。
ロイヤルの「マスターディーラー・アルヤスカ」やビショップの「救済の獅子」に見られるように各pp帯において凌駕する体力を以って守護として立ちはだかる必要があるため、過去はともかく現代バースにおいてはブレイクリーちゃんの利用・活躍は超難易度が高すぎる。
ましてスペラーウィッチ、人形ネメシスの前では話にならない…。
取扱説明書みたいな ✍
序盤の封じは基本形。1/1であればなお良し。ブレイダー、姦淫の信者、…うん。。。
あるいは2/1に対しても効果的。2ダメージを防いでなおかつ相手を破壊するならちょっとお得なアドバンテージとなる。
このブレイクリーちゃんの序盤の守護の意義とは、1/1であれ1/2であれ相手が先出ししてリーダー狙いたい時、たかがこんなものを破壊するためにわざわざ攻撃スペルを撃つか否か…という点で、フォロワーでぶつけて処理してくるだろうという点。
例えば2/2守護とか2/3守護は攻撃スペルで排除していくに決まっている誰もが打つべきありきたりな手、だがしかし、ブレイクリーちゃんはフォロワーでぶつけて処理したい。それが、1/1であるとき、「ナイスディフェンス!ブレイクリーちゃん!」となる活躍場面を描く。
私が昔よく使っていたのは、先手ターン4で「アーチャー」との合わせ技。相手の場を処理できれば良し、ブレイクリーちゃんの守護がアーチャーを守るので生きやすい。
あるいはターン5「ユエル」との合わせ技。ユエルの進化後の効果は毎ターン発動してくれるので場に残ると非常に強力、その際のお供「守護者」として活躍してくれることが多かった。
実はこの技は良く決まったし、決まった時の勝率の高さは非常に良しだった。
昔は2345と戦場での叩き合い(盤面の取り合い)合戦が熾烈で、ここを制すると勝利できると言っても過言ではないくらい重要な場面で、現代バースのようにカード引きに費やしてなお勝利できるようなタラタラ悠長なバトル模様ではなかったのは、やはりしっかりとフォロワーでリーダーを叩く必要性があったから。
もう一つ、お供ディフェンスとして「2プレイシステム」の中に組み込んだ利用法で活躍できる。
「トレント」「エルダートレント」「ボタニスト」あるいはレジェンドの「プリンセス・ティア」なんかの「2プレイしているとき発動する…」の糧兼守護として、こちらも決まると大きなアドバンテージを得て勝利に導いてくれる強力な一手だった。手札にもよるが2プレイシステムに2枚のブレイクリーちゃんを利用できた時など相手は困るしか術が無かっただろう。
(昔の話になるが)結局、トレントであれ、エルダーであれ、2プレイシステムを発動させて登場しても、たいていは後半~終盤でありフォロワーぶつけられて倒されてしまう。
そこに、そうはさせじとブレイクリーちゃんの守護がポンっと1つ放り込まれているだけでも、まさに後半~終盤ゆえに進化ポイントは尽きて(昔は今ほど突進、疾風など機動力のあるフォロワーは少なかった)大型フィニッシャーを生存させる手助けとなった。
「攻撃時、ダメージを与える」
この能力と併用した守りも非常に効果的だ!
まさに「茨」、あるいは利用者皆無の「ロビン・フッド」なんかとも相性がいい、かつてゼウス期(第4弾パック)にてネクロマンサー「ホネ皇子」が登場し、大ブームとなった。
この時、ロビン・フッドとブレイクリーちゃんを合わせることによって「ブレイブフェアリー」を鉄壁のディフェンスに仕立てることができたりもした。
極端な話になるが、茨2枚、あるいは茨とロビンがいるとして、ブレイクリーちゃんのディフェンスで、ヘクター4/2ゾンビは手も足も出なくなる。
序盤でも、「茨」と合わせるだけで1/1はもちろん、2/1、3/1なんかは手も足も出なくなるわけだ。
現代バースにおいて唯一ブレイブフェアリーを光らせることができるとすれば、この攻撃時ダメージを与える併用になるだろう。
📄Memo
2プレイシステムのお供でなくても「大型フォロワー」のお供守護としては活躍の期待値は…昔であったら高かった。例えば森神様とか。9/9森神様として、相手フォロワー攻撃力2、3、5でぶつけられて破壊されるのと、1/1守護のブレイクリーちゃんをまず破壊しなければならないという手間を割かせることによって森神様の生存率を高めることができた。
また、速撃ロイヤルに対してこんな場面とか…
抜刀狂時代のロイヤル「抜刀ディオネ」
ほぼ一方的に負けた試合だが、ポイントは相手の手札枚数。ここで抜刀ディオネさえ止めてしまえば逆転の勝機は十分にあった。
こーゆー場面で、ppの隙間を埋める感覚でポンっと繰り出せるブレイクリーちゃんの「守護」は意味があるだろう、現代バースにおいても。
ブレイブフェアリーを使いこなすデッキ紹介~~~🎆
「アーチャー」「ユエル」や「ダークフォルテ」「エルフバード」なんかの生存しているとお得なフォロワーを1ターンでも多く活かすためのブレイブフェアリー基本形。
ローズクイーンにオチを据えているとはいえ、薔薇撃だけで勝てるほど甘くはない。そのためフォロワーである程度相手リーダーの体力を削り取っておく必要があるわけで、その点に関してもブレイクリーちゃんの守護によって生かされた強めな連中たちがリーダーに攻撃できるチャンスを与えてくれもした。
現代バースの視点で今このデッキを見ると
「なんだこれ(笑)」
と、鼻で笑うかもしれない?
しかし当時…バハムート期(第3弾パック)~星の伝説期(第6弾パック)前までは十分に勝率が良い「使える構成」だったのだ。
そうそう、ローズクイーンを「銀矢」にかえてもよいだろう。
森神様へつなぐための先払い役として中盤を制するための構成。
これも「アーチャー」「ユエル」を利用していた。
「茨」の登場が確かワンダラン期だったかな…それまでは基本、345の防衛面は「アーチャー」「ユエル」が担っていたんだよね…。ここで場を掌握できるかどうかが勝負の分かれ目、大事な局面だった。そこに、アーチャーや進化したユエルを1ターンでも生存させることが出来れば大きなアドバンテージとなったものです。
「森神様の構成」において手札が溢れることもあり、ターン6で出ないであえてブレイクリーちゃんと一緒に出るターン7にズラす業なんてのも良く使えるテクニックの一つでした。ターン10超えが当たり前だった緩やかなバトルだからこその古き良きバース時代のお話です…。
2プレイシステムのお供守護として使う構成。
結局シャドウバースはリーダー体力20と低い設定のため、例えば「トレントさん」の2プレイ強化&進化で8/8って破格の能力になるんだよね。これが一度でも場に残って相手リーダーに攻撃できるのであれば…というゲーム展開で、コスト1ブレイブフェアリーで糧兼守護として用いるのは、初期バース時代では勝負を決める大きな一手となったものです。
手札尽きが顕著なため改良の余地を残したまま使い古されたデッキだ。
「相手攻撃時、ダメージを与える」を利用したもの。
コスト3ダークフォルテは「カブトムシ」にかえて然るべきかも。
※昔は「イグアナ」はコスト5だった。
ホネ化式ヘクターネクロの登場によってネクロ一色に染まった長き時代において、ロビン・フッド(と茨は後)を利用することで鬱陶しいラストワードで大量に湧き出るホネを無力化することができた。
その際に、ロビンが中・大型に狙われてはいけないため、ブレイクリーちゃんの守護と合わせて使うことが効果的だったのだ。ブレイクリーちゃんに対するホネの攻撃はもちろんロビン(もしくは茨)で防ぐ、ブレイクリーちゃんを突破するためにはロビンを狙いたい中・大型でぶつける必要があり、1ターンでもロビンが生きればこちらはエルフ独特の細かいタッチで動ける。
しかし残念ながら破壊、場出し攻撃満載の現代バースにおいてはもはや厳しい構成だろう。
当時は頼もしかったロビン・フッドの3/6というステータスすら心許なく感じてしまう、それが狂気に満ちた現代バースの怖さでもある。
0化のエズディアを用いた耐え凌ぎ系に入れ込んだ形。
現代バースでも容易に通用し、ブレイクリーちゃんも活躍できる場面を与えてくれる。
ターン1でブレイブフェアリー、2で伝説の幕開けを出せた時のとんでもない守備力はやってみて初めて気付ける超強力ムーブ。大々的に前に出て活躍するのではなくて、勝利要素=白狼さんからのエズディア疾風を成功させるための「いち裏方」として勝率を高めてくれる。
※現代バース(次元歪曲期)はアミュレットビショップにまみれきっているため「天空剣」「剣を樹に」の二段構えにしているが、横展開のブームがあるなら剣を樹にを外して「金矢」を入れ込んでみたりと流行デッキに対して臨機応変に変化させて行ける強み、それがエルフクラスの魅力でもある。
🌹ブレイクリーちゃんの活躍場面動画集~~~!
こうやって観ると細かいタッチで肉弾戦になりやすいロイヤル、次いでヴァンパイアでの活躍ばかりですね…。
【上方👆】修正案のコーナーぁぁ!!。。
①現代バースに照らし合わせて鑑みれば1/2スタッツにするだけでだいぶ使い勝手も変わり、使える可能性すら開ける。たった体力+1になるだけで。
②寸手の差で切り離された「エンハンス」を用いることも大切。エンハンスで攻防が高まる仕様を持ち込めばこれもまた使える余地の幅が広がるというもの。
③セリフに「妖精の盾よ、私に力を貸して!」とある様に、コスト1妖精さん(フェアリー)が場に出る度に+0/2にするとか。エルフフォロワーが場に出る度に+0/1するとか。
総評(ブレイブフェアリー)
絶望的に使い様がない。。。
昔はまだ使えたものの今となってはもはや無理だ…。
その大きな理由として、現代バースの仕様がターン12345とカード引きやカチカク(勝ち確定)を叩き込むための準備活動に費やされることが多く、序盤でゴチョゴチョ盤面の奪い合いなど基本的には関係が無いことが多い。その典型とわかりやすい例が「スパルタクスロイヤル」であり、リーダーを攻撃して勝つ気などまるでない戦術相手にブレイブフェアリーの空気感を感じ取ることが可能だろう。あるいはビショップの「熾天使」とか。激減したがヴァンパイアの闇喰らいパンチなどブレイブフェアリーなど設置している場合じゃないとわかる。
彼女の活躍場面は上の対戦動画で観れるように「細かいタッチで場にフォロワーを展開し合って盤面を奪い合う」古き良きバース時代の戦況でのみ活躍できる可能性があるかもしれない。
その場合、修正案で出した「③案」が所詮は妄想であっても、実際のところ「伝説の幕開け」や、「アイボリー」や「調べ」「キュベレー」、あるいは「パメラ」なんかで攻防の強化が出来るので、後半~終盤であっても必ずしも1/1守護という間抜けな出方は避けられるだろう。
そして常に期待される「守護」で防ぎ止めてくれるかどうか。
フォロワー展開が流行するなら入れてみる価値はあるかもしれない。
逆にスペラーウィッチや現代バース(次元歪曲期)のアミュレットビショップのような場合では、活躍のさせようがない。