竜の翼
NO.0062「茶色いやつ」
アンティーク★★★★☆(12期正義のドラグーン登場によって使われるように。)
俄然強め度数★★★☆☆(小モノ散りばめに対して刺されば強い!)
再利用評価!★★★★★(使い方が多様化したため。)
MY利用率。★★★☆☆(好きなカード、でした。。)
📚「竜の翼」を語る…
昔々の噂話。
いつだったか、潜伏フォロワーにダメージを与えると潜伏が解ける!なんて噂が広まっていました。
それはある意味正解なんだけど、それは「潜伏者のターン中」の話であって、こちらのターン中にこちらからダメージを与えても潜伏は解けない。相手が4/4ニンジャが潜伏しているとして、こちらが「竜の翼」でダメージを与えても潜伏は解けない。当然解けない。これでいいならリオードホーリーメイジに苦労しないって。。。
どんな時解けるかって…
例えば…
ヴァンパイアで、「血統の王」に「姦淫の翼」を付けて、ターン終了時(潜伏者のターン中)に潜伏者のそれがダメージを受けると、血統の王の潜伏は解ける。
このように、潜伏者のターン中に自撃的に潜伏者がダメージを受けると、潜伏は解除される。
あるいは、なかなか稀な例かもしれませんがドラゴンの「真・ジャバウォック」は相手のターン開始時にダメージが飛ぶ。このダメージが、例えば8/8くらいに育った潜伏者に当たると、これもまた潜伏は解除になる。潜伏者のターン中だからね。
そんな仕様とも知らずに噂話を真に受けた私は、この「竜の翼」を使って潜伏を解いてやろう!なんて頑張ったものですが…そもそも当時、潜伏構成が少なく出会わず。。。いたらいたでにんまるくんやしのぶちゃんは体力が1なので獲れてしまうっていうね・x・;
さてさて竜の翼、私はよく使っていました!
利用者は…まるで見かけなかったかな~。当時はコスト3ニュートラル「スリーウェイ(エンジェルバレッジ)」が主流で速撃小モノ狩りに全クラスが使っていたこともあって、多分ドラゴンクラスもバレッジ利用だったんだろうねぇ~…。今でこそ「正義のドラグーン」の登場によってチラホラと見かけるようになりましたが、それ以前までは欠片も見ることは無かったかな~って、そんなカード。
シャドウバースって、と・に・か・く「速撃(アグロ)常勝」みたいな傾向が強いゲーム。とりあえず小モノ散りばめて速撃で駆けときゃ勝てるって、そんなゲーム。「コントロールが厳しい」「コンロが息をしていない」なんて声は常に毎期よく聞くもので、裏を返すとそれは常に「速撃常勝」が成り立っているせいなんだよね。
それでその速撃には(主にロイヤルの早駆けになるんだけど)1/1ブレイダー、1/1ナイト、2/1わがままプリンセス&1/1ブレイダー、ってぶわぁぁぁって展開された時、「竜の翼」がぶち刺さる楽しさがある!
今は廃れた戦術ですがエルフ、エルフは1/1妖精さんを展開してくる戦法が当時は主流でしたので、また今のような「調べ」はまだなかったから1/1妖精さんの大行進が多くあった。これらは「ダンシング」「シンシア」なんかで簡易強化されて脅威となるため「竜の翼」で狩り獲ることで一掃できた。後に「茨」が出てからも翼の刺さり具合は良好。
初期バース時代、実はネクロも速撃ブームがそこそこ長らく続いていました。こちらはタチが悪く体力2系が多く並ぶ傾向にあって翼が刺さり辛いものの、1/1銀ホネからの1/1ホネ類には効果的、またコスト3の「ホネソード」は3/1。利用者は皆無だったけど私のお気に入りの1枚「ファントムゴースト」は4/1潜伏。
そうそうそう…
これで思い出した!
これこれこれ、これと併せて使っていたよ、私は…
「グラスの翼」
そんなわけないじゃんwww
って、思う?
そんなヤツいねーよwww
…と?
今は弱体化してコスト4になっているネクロの「骨の貴公子」は、実装当時はコスト3だったんだよね…。それはもうホネ化がやりやすくて何かしら巻き込んで簡単にホネ化できたもので。
だから一段階の一掃じゃ、足りないんだよね~;;
二段階の一掃が必要だった!
当時の「小モノ散りばめ敷き速撃ヘクターネクロ」は大流行していてかなり使われていたし、かなり強かった。
戦っていくうちに勝ち方を習得していくもので、とにかく処理、とにかく処理、1体たりとも残さずに、とにかく処理。現代バースのようにカードを引く術がまだ備わっていなかった頃なので、兵糧攻め(手札尽き)が狙えたんだよね。
それでホネ皇子の対策として私は、「グラスの翼」で多段処理を狙う、翼でラストワードのホネ化を剥がす、出て来た1/1ホネをグラスの進化アタックですべて狩り獲る。完ぺきな一掃撃。
懐かしいぃ~…こんな手を使っている対戦相手はいなかったからして私の素晴らしきアイディアであり、ここからなんだよね、ここから、ここが起源となって私が「メタる斬り」を意識してデッキ構成を考えたり流行の「傾向と対策」を意識できるようになったのは。それでまたやるならやるでファンデッキ愛好家らしさ、アンティークカード愛好家らしさを醸し出すやり方であると嬉し気だし楽し気でもある。
ということに気付かせてくれたのが「竜の翼」だったのです!
📄Memo
このやり方は後に登場する「ワンドリンク系ニュートラル小モノ散りばめ敷き猛撃」に対しても効果を発揮することとなりました。これは体力2系フォロワーでまみれていたから(1/2ゴブリン、当時はコスト3だった「ゴブリンリーダー」も1/2、他リリエル、ユニコ、フェリアは2/2、4でアリスを被せられたらもうやりようがなかった…)二段階一掃撃はここでも活躍してくれた。これはこれで「ワンドリンク系」と語り継がれているように、非常に、異常に、異様に強かったものの、手札尽きがものすごく顕著で、序盤のここさえ耐え凌いでしまえでほぼ勝てるという「守り勝ち」が簡単だったこともあって「グラスの翼」は大活躍してくれました。
グラスはもちろん、「竜の翼」も素晴らしき活躍をしてくれていたのです!
取扱説明書みたいな ✍
自撃式との併用。一掃プラスカード引き、展開を成す。
正義のドラグーンに翼を入れ込んだ作り手の意図がまるわかりでなぞるようで気持ち悪いけど、まあそういうことです。
ターン2で宣託してpp4の時、意外とやりようないのがドラゴンクラスの弱点。4で出来る動きが少ないという弱点を持っている。ドラコ+炎の爪でもいいけれど、ヴァンパイアとかその辺の体力1系をぶわぁぁぁって並べてくる相手であれば、翼+従者が強烈。pp5であれば翼+ドラコ。
「マーキュリーマーメイド」は、翼と合わせた時に体力が1になってしまうそれを、例えば翼で獲れなかった相手の1/2、1/3生き残りフォロワーに一方的に獲られるのを防いでくれる。
ガルミーユのpp7の動きは翼込みの動きだから!
ぶべっちーで使うのはそこそこ良し。コスト1の自撃式と併せればいろいろな場の処理が可能。
相手の場にぶわぁぁぁってちっちゃいフォロワーがいる中、それを無視してフォルテなんかの疾風強打を叩き込むのって、あんまりよいとは言えないんだよね~。その感じを解消してくれるのが翼+ぶべっちーなのです!
一掃多段処理との併用。竜の翼はpp2なので合わせやすい。
基本的にはこれらは「竜鎧×竜爪(首飾り)」構成の中で使われることになります。単なる一掃目的でこれらを併用することは無いでしょう。
今はたいてい体力1~2、多くて3のフォロワーしかほとんど出てこない戦場ですので、併用するだけで、また「首飾り」を用いることでカンタンに一掃できる。
個人的に「トラロック」がすごく好きなので、一応紹介しておく・x・
トラロック効果を得て以降、例えば「大嵐」なんかの小モノ疾風で攻め込むとき(先に翼を撃つとして)全体に1ダメージ、大嵐攻撃時1ダメージで計2ダメージの一掃攻撃を撃ち込める。
破竜激震、ダメージを受けている敵味方全てのフォロワーを破壊する!
これも耐え凌ぎ系カードとして優秀、これもまた「竜鎧×竜爪」構成で活躍できます。
その他に、最もメインな活躍場面として、「潜伏者」「選択できない」を破壊する手段としても優秀なのです。潜伏者や選択できないに対して、翼をまず撃って1ダメージ、破竜激震を撃って「ダメージを受けているすべて」を破壊する!
こういう使い方ができるのですね。
ロイヤルの旅カエルやリオードその他、ヴァンパイアの「血統の王」、ビショップの「ホーリーメイジ」なんかの潜伏者が流行しているのであれば、また選択できないフォロワーが流行っているのなら、これら2枚のコラボを用いてみると良いでしょう。
それのみならず、機械ビショップの典型「チェキババ」を利用した大型展開に対しても「翼+全壊」は強烈なディフェンス攻撃となる。
※「豪炎のドラゴン」は相手フォロワーのみ。
豪炎であれ激震であれ、基本的には「鳳凰の庭園」構成で使うことが多い。まんま使うには重すぎるよね;;
「ドレイク」は、手札にドラゴン系が豊富ならいいけれど?そうではない時ものすごく弱い使えない子になるので、絶対的破壊の王者「豪炎の翼」「破竜の翼」が使える余地もある。庭園で半減すれば翼1+豪炎4。激震は2。すべて偶数で半減するには良きカード。
いちデッキとして完成された「竜鎧×竜爪」
実は…首飾りの登場はバハムート期(第3弾パック)で、ここで既に始祖を用いたウィッチの「なぶりっち」よりもかなり早くに、スペル攻撃のみで相手リーダーをひたすら叩いて勝つ、戦うという(要はバーンダメージ系)スタイルが誕生していた!
スナイプ、デモンフレア、葡萄、加えて「大嵐」「フォルテ」の疾風なんかで、顔顔顔ぉぉっ!!そーゆー戦い方が出来ました。まあそれでも、この段階ではネタデッキ、ファンデッキの類でしたが。。。
それでまさかの「竜鎧」の登場!!
これ、首飾り登場時の出来事を知らない人たちは「なんでそんなんやねんっ!」とか「はいはいはい、リントのお供にね」って、そーゆー風に考えがちだろうけど、始祖ウィッチよりも早くにいたバーンドラゴンの一つの完成形として「竜鎧」は登場したのだ、なんて古参たちは思ってしまう。
そんな話しはど~でもいいけど翼は相性がいいし、そりゃあ「スリーウェイ」の方が相手リーダーにもダメージが入るので良いけれど、スリーウェイと併用して一掃を強化するとか、翼は翼でpp2で使えるのでスペル連打しやすいんだよね。
速撃速攻に対処する型。体力1系を翼で破壊し体力2をさらに狙って1ダメージ撃ち込む多段処理。
「狂信者」は最新(12期)のカードだけどリザードマンと巫女矢は初期バース時代から出来た技で、この技は常に速撃(主にロイヤル)に対して効果的でした。速撃(アグロ)は猛攻凄まじいけど序盤さえ耐え凌いでしまえば手札尽きてあっけなく失速するもので、流行していれば常にこのスタイルが功を奏す。
特に先手のターン4での処理能力に長けるやり方が魅力的。
なかなか稀な使い方となりますが…主に守護の裏に置かれたフォロワーでは叩けない相手を強引に獲るテクニック。
まさに良き例としてドラゴンの「ポセイドン」がいるではありませんか?
1/3守護2体に阻まれてポセイドンが獲れないよぉぉ。。。ってそんなとき、翼(ここは何でもいいんだけどね…)を撃ち込んでからワイルドハント(吐息)、ジークで破壊に持ち込む。
竜の翼を使いこなすデッキ紹介~
普通の竜鎧×竜爪デッキ。
本来は?まあまあまあ、そこは「スリーウェイ」がやっぱり良いけれど?
pp2で済む竜の翼もぜんぜん使える。
フォロワーが少ないので序盤の速撃に素早く対処できる竜の翼は竜の翼なりに良さがある。ターン4でのゴールドアイラorフィルレインの進化と合わせて素早い一斉対処とか。
ppがある程度上がって竜鎧と首飾りのセッティングが完了してしまえばそうそう負けない勝ち戦となりますが、そこまでが大変なんだよね~。
速撃ブームであるなら「祠」なんてどかしてスリーウェイにして、翼との併用が望ましい。
ホネ化ヘクター時代に使っていたものを思い出しながら再現してみた・x・
巫女矢は多分使ってなかった気がしてきてる…
デスミストは、自分のターン開始時でワンテンポ遅いから(しかも自陣を巻き込むので)これに変えてコスト5「ゴブリンスレイヤー・ルシウス」を使う用になった箇所。
ネクロのホネ化攻め及びネクロそのものに「守護」って意味がないんだよね~;w;
「よろめ」「アサシン」なんかであっけなく獲られてしまう、そういう守り方ではなくて一掃一掃一掃、処理処理処理、こういうやり方で勝つことができた。
結局いつだってフォルテの特攻だけでいいっ。。。
竜の翼の活躍名場面~!
これ、絶対出てくるだろう…と構えていたらまんまと出てきたね!ランクマッチで初遭遇のベルフォメット!!上の取り扱い説明で述べた「翼+破壊」系がとにかく心強い!安定の吐息。。
竜の翼、面白いのは丸出しではたかが1ダメージで心許ないのに「首飾り」があるだけで妙に強く感じられるって言うね…。
総評(竜の翼)
普通に使える、ことがある。
常に言えるのは1/1なんかの小モノが序盤にぶわぁぁぁって広がる流行下にあるなら正義のドラグーンではなくてこれをそのままデッキ構成に入れ込む価値が存分にある。
昔で云うところの「妖精さんまき散らかしエルフ」はほぼ皆無状態で刺さりはしないがかわりに今はアーティファクトネメシスが1/1、2/1、3/1の横並べをあからさまにしてくるのでものすごく刺さりやすい。
pp2の翼で場を全処理して、さらにpp2の天空剣で「加速器」を破壊してしまえばなんてお得なアドバンテージだろう。
速撃ロイヤルは定期的に沸くのでそれに対しても相変わらず強い。いまだと抜刀ディオネの入れ込みが確定なのでリーダー体力を10より高くに維持したい、被ダメージを抑えるためには素早い処理が必要で、竜の翼をまるごと入れ込んでおけばpp2で即座に使える良さがある。
ヴァンパイアは1/1展開が多く刺さる。また恒例の自傷型闇喰らいも1/1と2/1の展開があるので序盤のフラウロス横展開の処理手段としてpp2はありがたい。
潜伏関連に関して。
アンリミテッドでは今のところロイヤル潜伏はリオード利用は稀にそこそこ。1日20戦して出会わないこともあれば1回2回は出会うかな?ってそんな感じ。
それよりも「ホーリーメイジ」が、定期的にプチ流行して、基本まるで出会わないんだけどふとした瞬間湧いて出る!ってことがある。
また、ヴァンパイアは12期後期から「血統の王」が再流行しつつあるので翼+全壊は効果的。
潜伏者対策として「竜の翼+破竜激震or豪炎のドラゴン」は非常に頼もしい。
それでまた「竜爪の首飾り」との併用は必須と思われます。まんまだとたかが1ダメージ、首飾りがあると2ダメージ、この差が凄い違う、天と地ほどの差で違ってくる。現代バースは体力2系のフォロワー展開が主流で多くて3なので、一掃2ダメージにするだけでぜんぜん違う、世界が違う、景色が違う、安心感が違う!ボーイフレンドが格闘技やってます!ってくらい、違う!!!!
どんな戦い方をするかによってはまるで不要となることも多いが、耐え凌ぎ系から後半~終盤一気に炸裂させたい構成であれば、ディフェンシブな一手として非常に好く使えるカードでした。