前記事の「最前線」は、12期「鉄鋼の反逆者」実装数日前に研究し書いたものなので12期カードとのコラボに関して追記したいと思います!
もともと最前線と「潜伏戦法」は相性が良く普通に使えるカードでしたが、12期に潜伏戦法の大幅強化「二刀流」と「剣舞」が登場したことによって、潜伏戦法が鬼と化してしまったのです。
これによって2つ前の記事「宝杖の司令官」で示した通り、5ターン目に20ダメージを一気に叩き込んで勝利するという「爆速!5ターン目OTK!」という芸当を手にしたロイヤルなのです。
どちらもバカみたいに強すぎて弱体化必至のレベルで痛さ爆発しているカードですが…作り手はアンリミテッドを見捨ててローテーション一択重視で展開していくのでもはやアンリミテッドの戦況など相手にしないだろう。そもそもが、1つ2つどうにかしたくらいで良くなるような環境ではないと作り手たちもとっくに気付いており、だったら「下げる」のではなくて高騰高騰上へ上へと上げて高めて、そういうバランスのとり方にシフトしたため、これら2枚のカードも安泰だと思われる。(各種レジェンドの弱体化解除が良い例だ。)
これら2枚の何がまずいかって…
「剣舞」は潜伏戦法と相性が抜群に良く、(下の動画で羅列する)pp2で使うにしろ5で使うにしろ、たいてい全処理に到る。
テミス、ドラゴンブレス、黙示録、(ロイヤルで云うと)旋風刃なんかの腹立たしい全処理手段は、基本的には味方(自陣フォロワー)も巻き込んでの全壊だったのに対して、「剣舞」は相手にのみ、そして「攻撃力までも+2にしてしまう」驚愕の内容。。。
かつての(旅カエルを含めた)ロイヤルの潜伏戦法では、相手の数攻めに対して「旋風刃」で自陣巻き込んで撃ち込む必要があった。今はもう「剣舞」の登場で味方フォロワーも安全に戦っていけるようになった。
※一点攻めにならないという点で、潜伏対処が難しくなったということにもなる。こちら潜伏ロイヤルとしては良いことだが、対戦する側としては「いやいやいや(笑)」と、薄ら笑って負けるしか術が無い。
「二刀流」は言うまでもない?
今までの潜伏戦法では、ターン7でニュートラルの「アンリエッタ再動」を用いての二段攻撃でとどめだった。
二刀流がpp5で使えるということは、ターン5、ターン6で決着が可能なことを示している。
別に潜伏に限ったことではない、とりあえずどんな構成にでも入れておけば、場に残った大型スタッパリーのチャンス場面として「強打弐連」の叩き込みで、思考性皆無の馬鹿丸出しの決着が可能になる。
そしてこの2枚の最たる問題点、「手札配布確率操作」の恩恵を受けてあからさまに手札に加わりやすくなっている。
追加レポートに向けて30戦を小一時間サクっと遊んで下の動画勢を撮ったのだが、まあ、見事に、やらせ並みに、嘘みたいに、毎バトル毎バトル「剣舞」「二刀流」が手札に入ってくる。
手札配布確率操作は例えばわかりやすいところで、ビショップのコスト1「願い」「天球儀」率を高めてターン1からスムーズに動けるような配慮、あるいはウィッチの「オウル」、まあ見事にターン45で連続使用できるのは、そうしなければそれらクラスや利用率の高いデッキが成立できないためにとにかく確率操作してスムーズに戦えるように配慮する必要があるわけだ。
まさに作り手の手のひらの上で踊らされているだけのカードゲームとしていつからか非難される要素となっているが、じゃあ昔のように「リアルガチなバトル」にしたら、ビショップもウィッチも手も足も出ない不人気クラスに成り下がってしまう。あまりに弱さに誰も使わなくなるだろう。
きっといくらでも数字ちょちょいといじるだけでどうにでもなることなので、今のところ、今のところはやたらと手札に加わるため「絶賛鬼強さ爆発中」の2枚。
さてさて。
最前線と二刀流の5ターン目OTKについておさらいをしておくと…
ターン1 「最前線」を設置
ターン2 「しのぶちゃん」2/1 → 最前線+3/1
ターン3 「刀鍛冶(+2/2)」を付与5/3 → 最前線+6/3
ターン4 先手ならホワイトジェネラル (+2/0)、後手なら「宝杖の司令官(+2/2)」で攻撃力+2を付与。8/3 → 最前線+9/3
ターン5 しのぶちゃんの進化11/5、二刀流の2回攻撃でOTK!
あるいはコスト3の「ターニャ」を使ってみる。
ターン1 「最前線」を設置
ターン2 「運命の泉」を設置
ターン3 「ターニャ」3/1 → 最前線+4/1
ターン4 まずは泉で5/2、先手ならホワイトジェネラル (+2/0)、後手なら「宝杖の司令官(+2/2)」で攻撃力+2を付与。7/2 → 、最前線+8/2
ターン5 まずは泉で9/3、ターニャの進化11/5、二刀流の2回攻撃でOTK!
とまあごちゃごちゃとした説明はこのくらいにして、実戦での模様をみていこう。
観るべきは「最前線」の活躍だよ!
潜伏者の対処手段を入れ込んでいない(もしくは入れ込んでいても手札に無い)相手であれば、このように圧倒的な卑怯強さであっけなく勝ってしまう。 相手は手も足も出ない。「潜伏」自体がそもそもそういうもので、少し前に流行った「黄金都市ビショップのホーリーメイジ利用」ですらそうだったはずだ?潜伏者の処理手段、対処がない時、手も足も出ない。それに加えてロイヤルの潜伏は「二刀流」と「剣舞」によって鬼と化した。
たまたま勝てた試合を動画として撮影したのではなくて、上でも述べたように「小一時間サクっと30戦」して大量の勝利によって得た動画の羅列だ。
たまたま手札に「二刀流」が入ったバトルを撮ったのでも無い。二刀流(及び剣舞)の手札配布率は非常に高くやらせ並みに手札に来る。来なきゃ来ないで、潜伏者の処理手段がない相手であればゆっくり「剣舞」で耐え凌ぎつつ、勝てる。