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【読書感想文】ジャンヌ・ダルクの生涯 藤本ひとみ

 

ジャンヌ・ダルクに関してはかなり色々と読み漁っている身なのでそれでもまあまだ見ぬジャンヌ・ダルクの関連書籍というものはゴミの山も真っ青なほどに腐るほどあるもので…。

高校生時代にフランス旅行行くぞ~ってなってそこでジャンヌ・ダルクに触れて(街のあちこちにジャンヌの像が有っり、美術館では多くの絵画があったりで)ハマって以来(もちろんそれ以前にもジャンヌ・ダルクのことは知っていたし好きだった、興味を持っていた)、ジャンヌに関しての本を特に読み漁るようになったんだよね~。アンテナが張られたから(ジャンヌ・ダルクに関する「知識と情報の吸収意欲」)それはそれはいろいろと読み漁りネット上を調べまわり、動画や、テレビ、たくさん観たものでした。

そんな私ですから?

はいはいはい、それね、って。

はいはいはい、あれね、って。

もう知ってる~読んだことある~目にしたことある~

言葉は悪くなるけど安っぽい本だとまあまあまあ、似たような内容の焼き増しなんだよね。それはアインシュタインでもそうだったように。

 

 

本の感想は、普通に面白かった!

ジャンヌ・ダルクに興味を持った人が最初辺りに読む分にはライトなタッチでポイントポイント、箇所箇所で流れがリンクされて行って読みやすく、また、この手の本恒例の「人名・地名」がカタカナの羅列になって押し寄せる「読みづらさ」というものがまるでなく、その点でも非常に読みやすくてとても良かったです。

これは、著者がガッツリ日本人のおばちゃんなもんだから、訳書ではないからして、その点にもある程度は配慮されているのかな、恒例のカタカナの羅列は酷いモノではなくスラスラと読み進めていけました。

私が最初にジャンヌ関連の本で読んだ、ジャンヌの研究家で有名な「ペルヌー女史」の「復権裁判の記録」で、それは当然訳書なのでまあ~なんでしょう…「ナンチャラギヨーム」とか「シャルルナンチャラ」とか苦労しながら読んだものです…。

それと比較すればこの「ジャンヌ・ダルクの生涯」はジャンヌの村で過ごす少女時代から神の声を聴いて「どうな流れを汲んで戦場へ出る騎士となるのか」とか、「指揮官ジャンヌ」とか「ジャンヌの快進撃」とか「捕まってしまうこと」とか、ライトなタッチで展開されるのでとにかく読みやすい!

 

もう一点、この本の特色として、要所要所、随所に作者のおばちゃん(ジャンヌの研究家)のジョークや毒舌、近況とか、「私はこう思う」とか「多くのジャンヌ研究科たちはこう言っているが、それは違う!」と断定して語ったり(もちろん、こうこうこういう理由でって付け加えて)、挙句に「これだから男はダメなんだよ、女性のことわかっていない男がジャンヌ・ダルクの研究をしては、大なり小なりの男尊女卑の豚的邪推が入り込んでしまって、事実からは遠ざかってしまうものだ。」みたいなことを言ってみたり。

だから読み始めてそこそこ早い段階でこの毒舌炸裂、男批判いいね!この本オモロイ!いいねいいね!って、心つかまれて、ジャンヌを語って、こーゆーのを放り込んで、ジャンヌを語って、放り込んでって、交互に繰り返される手法で楽しませてくれる。

楽しませてはくれるのだが…

じょじょに、作者の「今度ワインのなんかの資格を取るために勉強していて…」とか「この地方のワインはこうこうこうで、畑がどうで…」とか、こうなってくると邪魔臭くなってくるもので、しかもまた、ジャンヌ・ダルクの、指揮官ジャンヌとしての大活躍場面の模様の中でワインがどうした畑がどうしたと途中途中で放り込んでくるもんだから「お前の話はいらんねん!」「ジャンヌのくだりをせぇ!!」って、鬱陶しくなってしまって。

ここが惜しかったね。

掴みはバッチリ、オッケーだった。

それをワンパターン繰り返し続けて「ジャンヌ・ダルクの生涯」だ!っつってんのに「ババアのワインの話」が混じり込んでは良くなかった。

もっとも興味深いそして楽し気な、指揮官ジャンヌの成功場面はひたすらにそれに関して語りつくしてほしかったかな~。

テレビで、いいところでやたらとCM入れまくる、そーゆー邪魔臭さと似てるかもね。

 

それはあくまで私個人の感想なのでそれはそれとして、書き方が「明るいタッチ」で語られているので「お堅い」感じがまるでなく、上で批判的に述べたワインやなんやのくだりも、塵も積もって「楽し気」な本を作り上げるのに一役買ったと思います。

総じて読みやすいんだよね。

なにかこう、涙が流れてくるような壮大な物語、ジャンヌ・ダルクの生涯を描いているわけではない、あくまでライトなタッチなんだけど、いくつかの用語や地名、人物名なんかはイマドキはネットでカンタンに調べられるものだから、気になったワードなんかを検索して調べつつ、より深く理解する助けとしながら読んでみれば、ジャンヌ・ダルクの入門編としてはとても楽し気で読みやすい本だと思いました。

 

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最初に、ジャンヌ読み漁って…と述べましたがそれもそこそこだいぶ昔のことで。。。

それで、図書館ウロウロしていると「あ、ジャンヌ!」と目に入って思わず手に取ったのはまさに私が最初に読んだそこそこ分厚い「復権裁判」(その隣にはしっかりと「処刑裁判編」も。。)、懐かしくなって読んでみようかしら…とペラペラとページをめくっていると思い出されるのは「カタカナの羅列」に苦労した日々。

そこでいったん本を戻して他のジャンヌ・ダルクの本で楽し気なモノはないかしら…と探してみるとちょうど「ジャンヌ・ダルクの生涯」が目に入ったのでした。